意外な盲点! ユーザとリードは主従関係の『主』になれない
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こんにちは。Salesforce運用支援サービスのサポート担当 Ino です。
日々、お客様からいただくたくさんのお問い合わせの中から、「これは他のお客様にも役に立つはず!」というSalesforceシステム管理者ならではのワザやトラブル解決法をご案内しています。
今回はSalesforceの「ユーザ」と「リード」の仕様について。何と、このふたつのオブジェクトは、主従関係の『主』にはなれない という性質についてご紹介します。
意外な盲点! ユーザとリードは主従関係の『主』になれない
とあるカスタムオブジェクト内のレコード件数を、「ユーザ」オブジェクトの画面上に表示したい、という依頼がありました。たとえば、Aさんという「ユーザ」からの「作業依頼」件数がこれまでにX件あった、という数字「X」をAさんの画面上に表示したい、という場合を思い浮かべてみてください。
「カスタムオブジェクトとユーザオブジェクトとのあいだに主従関係を作って、ユーザオブジェクトに積み上げ集計項目を作ろう」「まずは『従』側にあたるカスタムオブジェクトにユーザオブジェクトへの主従関係項目を作って・・・・・・」と思ったら、新規項目作成時の「関連オブジェクト」の選択肢に、ユーザオブジェクトが表示されません。
なんで?
解決内容
● 主従関係
● 参照関係
Salesforceには「ユーザオブジェクトは主従関係の『主』には なれない」という制限があるのです。つまり、関連オブジェクトの選択肢にユーザオブジェクトが 「仕様として」表示されない、というわけです。
[参考]developer.salesforce.com:SOAP API 開発者ガイド オブジェクト間のリレーション より
「仕様」として主従関係が作れないというのは理解したけど、どうしても件数を集計表示したい、という場合には、主従関係が必要な「積み上げ集計」機能ではなく、「参照関係」を使ってレポートやフローなどを使って実装します。詳細は弊社ブログ『リレーションが「参照関係」でも積み上げ集計したい場合は?』をご参照ください。
ちなみに、ユーザオブジェクトのみならず、リードオブジェクトも同じ制限があります! システム設計のとき、要注意です!
「積み上げ」に類似する「レポート」の集計方法だけでも、弊社サイト内にたくさんの過去記事がございます。ぜひご参照ください。
最後に
「設定で長時間悩んでしまう」「効果的に利用できているのかわからない」「運用を任せられる人がいない」など、Salesforceをうまく活用できていないと感じることはありませんか?
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