こんにちは。Salesforce運用支援サービス「Customer Service for Salesforce –Remote Service–(旧AGORA)」のサポート担当 Inoです。
日々、たくさんのお客様からいただくお問い合わせの中から、「これは他のお客様にも役に立つはず!」というSalesforceのワザやトラブル解決法、豆知識をご紹介させていただきます。
今回は「プロファイルとロールの違い」について、です。
プロファイルって何? ロールって何? 何が違うの?
Salesforceを使っていて、「プロファイルってアクセス権とか設定するものだよね? ロールもアクセス権を設定するものって聞くけど・・・・・・何が違うの? どう使い分けるの?」と悩んだ事はありませんか?
これまで誰もキッチリ教えてくれなかったプロファイルとロール、ここで簡単に説明しちゃいます!
これがプロファイルとロールの違いだ!
● プロファイルはやれる事/やれない事(動作)
● ロールは やる対象/やれない対象(データ)
受験の暗記法のようなキーワードですが、「これはどっちだっけ?」と迷ったときにとても便利なので、覚えておいてください!
Salesforceのドキュメントには「プロファイルは、オブジェクトおよびデータへのユーザによるアクセス方法や、アプリケーション内で実行可能な操作を定義します。ユーザの作成時に、各ユーザにプロファイルを割り当てます。」とあります。
・・・・・・とっても難しいので、ガリガリとかみ砕きましょう。
プロファイルは『やれる事/やれない事(動作)』を決めるものです。
「商談を見る」「取引先を編集できない」「取引先責任者を削除する」「商談を編集する」「項目Aを見る」「レポートを実行する」・・・・・・すべて、やれる事/やれない事(動作)です。こういった、『やれる事/やれない事』を決めているのが、プロファイルです。
また、プロファイルはログインできる場所と時間の設定もします。たとえば「平日の9時~17時なら、自社でログインできる。それ以外の時間や場所からはログインできない」。これも『やれる事/やれない事』ですよね。
ユーザ1人につき必ず1つプロファイルを設定します。
次にロールですが、Salesforceのドキュメントには「ロールは、ユーザの組織のデータを参照する権限を管理します。」とあります。・・・・・・こんがらがるので、これまたガリガリとかみ砕きましょう。
ロールは『やる対象/やれない対象(データ)』を決めるものです。プロファイルで動作を決めたなら、その動作をどのデータに行うのかを決めるのがロールです。
「ある社員はA社の商談データが見えて編集できるけれど、B社の商談データは見えない(アクセス不可)」といった事は沢山あると思います。それをコントロールをするのが、ロールです。
また、ロールは階層で設定できます。
上の図で言うなら、「メンバー」を「リーダー」の下位ロールとして設定します。階層にする事により、自分より下位のロールのユーザのレコード(データ)に対して、所有者と同じように閲覧や編集などができます。
※ロール階層については、詳細な設定によって権限を変える事ができます
ロールとプロファイルの違い、イメージできましたか?
データベースの知識がある方でしたら、下の図のように「テーブル」に置き換えて ロール(行)とプロファイル(列)の違いを捉えるのも分かりやすいかもしれません。テーブルそのものへのアクセス権も、プロファイルで管理します。
最後に
「設定で長時間悩んでしまう」「効果的に利用できているのかわからない」「運用を任せられる人がいない」など、Salesforceをうまく活用できていないと感じることはありませんか?
サークレイス社の運用保守サービスは、日々のSalesforce運用を力強くサポート。
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