海外赴任者の労務管理の現場では、日本の労務管理の常識が通用しないことから、何かしらのトラブルが生じてしまうケースが多くあります。
ただでさえ煩雑な業務対応で忙しいのに、トラブルの対応にさらに工数を取られてしまうなんてことは極力避けたいところです。
AGAVEという海外赴任者の労務管理ツールを提供する私たちも、海外人事のご担当者様とお話をしていると、通常の人事とは異なる独特の悩みや、過去にあったトラブルのお話を打ち明けられることが少なくありません。
そんなお客様から寄せられたご相談や、海外人事に特有のお悩みのうち、注目すべきポイントの一つに「労務問題」があります。労務問題と一口に言っても、いろいろな要素が含まれますが、私たちのサポートできる分野でのお客様のお悩みを軽減できたらと考え、シリーズ形式でいくつかご紹介していきたいと思います。
以下のご紹介事例は、貴社で起こる可能性は「0」ではありません。実際にお困りの場合、もしくはリスク対策を行おう、とお考えの場合はぜひ弊社にご相談いただければと思います。
【海外赴任者に関する労務問題】
第1回: 海外駐在員のストレスを一身にうける日本の管理者・・・
インターネットの発達により、海外はとても身近になりました。
とはいえ、やはり駐在員として海外に赴任している皆様は、責任の重い職務や慣れない異文化での生活・居住地が日本でなくなる上で発生する様々なタスクなど、多くのストレスに晒されています。
現地の社員や文化など、どうにもならないことが多い中、日本本社に対しては「説明が足りない!」「もっとサポートして!」という思いの駐在員のかたが多いようです。(中には現地での生活にすっかり慣れ、日本本社の干渉の少ない海外でのびのびと働く方もいらっしゃるのですが、少数派のようです)
駐在員の苦難は赴任が決まった直後から始まります。VISAやパスポートの取得から、家族はどうする、住む家はどうする、車はどうする、という多岐に渡る意思決定に加え、給料はどうなる、手続きは何から始めればいい、というたくさんの疑問。
赴任後も、アレがわからない、こんな時はどうする、と駐在員が四苦八苦するなかで、日本本社に問い合わせを行なっても回答がなかなか返ってこないため、徐々に不満の矛先が日本の駐在員管理者に向いていく。日頃のコミュニケーションにおける、ちょっとした誤解や不信が積もって、ある日突然、大きく噴出することになってしまう……ちょっと大袈裟かもしれませんが、よくある話のようです。
また、そんな駐在員の「不安を和らげる」ことを自身の業務の一部として捉え、「フォローが十分に行えていないのではないか」「もっとできることがあるのではないか」と責任を感じておられる管理者のかたが多いのも事実です。
「不安を和らげる」には必要な情報をしっかりと伝えることから
駐在員管理者はバックオフィスのカウンターパーソンとして、
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