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Pardotでできること!機能と活用例

 2022.01.31 support_service_team

こんにちは、アドミニストレーターのKです。

マーケティングツールの選択肢として挙がることも多いPardot(パードット): Marketing Cloud Account Engagement ですが、どんなことができるのか、イマイチわからなかったりしませんか?

「メールとかフォームを作れるみたいだけど、どうやって設定していくのかな?」
「Pardotを選ぶメリットってなんだろう?」
「特殊なシステムだと設定が大変そう…」
など、様々なお悩みがあるかと思います。

そんな方々へ、今回はPardotでどんなことができるのか、ご紹介いたします。

Pardotってどんなツール?

Pardot とは、Salesforceが提供している顧客向けの B2B MA(マーケティングオートメーション)ツールになります。
Salesforce社が提供しているため、SalesforceとPardotと連携して管理することができます。
Salesforceをメインとして使用している場合、マーケティングツールで取得した情報を、取引先責任者(人)としてSalesforceへ登録したい場合にインポートが必要となったり、どのようなマーケティング活動が商談に影響を与えているかを計測することが大変な場合があるかと思います。
Salesforceと連携してPardotを活用することにより、Pardot上で収集したデータをSalesforce上で作成・確認することができるようになります。

今回は、PardotのGrowthエディション以上で使用できる機能をメインに紹介いたします。Growthエディションは、一番低いエディションのため、どのエディションでもお使いいただける機能になります。
*エディションとは…Pardotにおける料金プランになります。
他にも、Plus→Advanced→Premiumがあり、左から順に使用できる機能が増えたり、機能制限が少なくなり、活用幅が広がります。
詳細は、Salesforce社より案内されている下記webページよりご確認ください。

Marketing Cloud Account Engagement (旧Pardot)の料金体系
https://www.salesforce.com/jp/editions-pricing/marketing-cloud/pardot/

Pardotの用語について

初めに、Pardotの独特な用語から見ていきましょう。
ヘルプやウェブページを読んでいく上でも、必要な情報になってきますので、ぜひ、ご一読ください。

*プロスペクト
 プロスペクトとは、匿名のビジターから変換され、現在は特定できる情報がある人のことです
*ビジター
 Pardot がトラッキングしているアセットを訪問した Web サイトビジターです。ビジターは匿名またはプロスペクトのいずれかです。匿名ビジターがメールアドレスに関連付けられると、プロスペクトになります
*キャンペーン (Pardot)
Pardot キャンペーンは、テーマに関連するタッチポイントです。Pardot キャンペーンはプロスペクトの最初の接触をトラッキングします。プロスペクトの Pardot キャンペーンは、プロスペクトが、Pardot トラッキングリンクまたは Pardot トラッキングコードを最初にクリックしたときに設定されます。

Salesforceヘルプ: Pardot用語集
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.pardot_basics_glossary.htm&type=5

機能紹介と活用例

それでは、どのような機能があるのかを見ていきましょう。
合わせて、設定や完了アクションによって実装できる活用例を紹介いたします。

*完了アクション
 機能を使用した後に実行される自動ツール。自動返信メールやユーザ通知、リスト化などがあります。

*フォーム
フォームとは、情報収集をするための機能になります。
ウェブページ上で作成する場合は、HTMLやCSSなどの言語を使用して作成しますが、
Pardotでは、その必要なく設定をすることが可能になります。
主に、セミナー等の申込フォームや資料ダウンロードページ・お問い合わせフォームに使用できます。
※但し、デザインを設定したい場合にはPardot上のレイアウトテンプレートのHTMLやCSSを修正する必要がございます。
レイアウトテンプレートとは…Pardotのヘッダーやフッターを設定する機能です

~設定画面~
K_20220121_画像1
~完成したフォーム画面~
K_20220121_画像2

活用例:
・フォームで取得した情報をSalesforceへ連携したい
・フォーム入力後に対象のメンバーへ通知したい
・フォーム入力後のサンクスページまで一緒に作成したい
・フォームへの入力完了後に自動的にメールを送信したい
・フォーム通過者をリスト化したい
・フォーム通過者へアプローチしたいため、自動でToDoを作成したい

*メール
メール機能は文字の通りで、メールを配信する機能になります。
メールマガジンや、上記のフォームと合わせてセミナー集客メールを送信するために使用できます。
設定する際は、視覚的に記入していくことができ、差し込みやリンクを画面上のボタンから設定を行っていきます。
メールを配信する際には、普通のメールのようにすぐに送信することもできますが、時間指定をして配信することも可能で、実際にメールアドレス宛にテスト配信をしてレイアウト等を確認することもできます。
~設定画面~
K_20220121_画像3
活用例:
・送付対象者の情報をメール内に差し込んで送りたい
・特定のリンクをクリックしたら通知が欲しい
・メールがどのように配信されるかテストしたい
・メールの2パターンを検証して、どちらがより開封率やクリック数が多いかを計りたい

*メールテンプレート
メールテンプレートとは、メールを作成する際に基になるデザインを設定する機能になります。
同じデザインのメールを送信する際にとても役に立ちます。
設定方法としては、メールの設定とほぼ同じになります。

*オートメーションルール
プロスペクトのアクションによって、メール送信やリスト化することができます。
また、複数のルールやアクションを組み合わせたりすることができます。
見込みの高いプロスペクトを自動的にリスト化して使用できます。
次で紹介するEngagement Studioとの違いは、オートメーションルールだと時間によるアクションの設定ができないところになります。
~設定画面~
K_20220121_画像4
活用例:
・プロスペクトがリードで、スコアが高い場合にリスト化したい
・プロスペクトのアクションによってスコアを増やしたい

*Engagement Studio
プロスペクトのアクションによって、メール送信やリスト化することができます。
また、複数のルールやアクションを組み合わせたりすることができます。
プロスペクトがページをクリックした際に、自動的にメール配信をしてリスト化したりできます。
ルールや条件を発動するまでに、日数の指定ができます。
~設定画面~
K_20220121_画像5
活用例:
・プロスペクトの行動の流れに沿って、アクションを走らせたい
 (例えば、特定のページを表示したら、関連するメールを〇日後に送信する)

最後に

今回はMarketing Cloud Account Engagement (旧Pardot) の機能と活用例についてご紹介しました。
他にも、機能や活用事例はたくさんございますので、ぜひご確認いただければと思います。

活用方法やツールを検討する際の参考になれば幸いです!

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