Salesforce 認定上級アドミニストレーター資格取得までの道のり
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こんにちは。新人アドミニストレーターのYです。
IT業界もSalesforceも未経験で入社し3ヶ月、先日認定上級アドミニストレーター資格を取得しました。
こちらでは、認定上級アドミニストレーター試験の概要や、私が行った学習方法についてお伝えします。
認定アドミニストレーター資格をお持ち、または勉強中の方で、認定上級アドミニストレーター資格にも興味をもたれている方のご参考となれば嬉しいです。
また、弊社ブログにて以前より掲載しております合格体験記「Salesforce認定上級アドミニストレーターってどんな資格?!」と併せてご覧いただけますよう、こちらではとくに異なるステップを踏んでいる箇所に重点を置いてお伝えします。
以下目次で「★」印がついているものが該当箇所です。
Salesforce 認定上級アドミニストレーター試験の基本情報
認定上級アドミニストレーター資格は、認定アドミニストレーターの上位資格です。認定アドミニストレーターの範囲について、より深く細かな理解が問われます。
また、それに加えてSales CloudやService Cloudの機能についても出題されるため、幅広い知識が必要となります。
詳細情報は以下の通りです。
内容は2022年11月現在、Summer'22バージョンでのものです。
Salesforce公式ページの資格一覧から確認できます。
Salesforceは年に3回バージョンアップを行いますが、それに伴い試験内容もバージョンアップされます。
更新スケジュールは公式認定資格ページのお知らせに記載されます。
いつの間にか範囲も機能も変わっていた…!ということのないよう、受験スケジュールにはお気をつけください!
≪試験概要≫
・内容:多肢選択/複数選択方式の 60 問
・試験の所要時間:105 分
・受験方法:テストセンター、またはオンライン試験
・合格点:65%
・受験料:20,000 円(税抜)
≪出題範囲≫
出題範囲の黒字部分が認定アドミニストレーター試験と重なる範囲、そして赤字で示した部分が認定上級アドミニストレーター試験での新規範囲です。新規範囲は出題率でいうと全体の3割程度ですが、学習範囲がかなり広いので要注意です。
私は、「認定アドミニストレーター範囲は隅々まで理解、新規範囲は広く浅く理解」を学習方針としていました。
受験までの学習方法 ★
①認定上級アドミニストレーター試験ポイントスタディの受講
認定上級アドミニストレーター試験ポイントスタディとは、資格試験対策に特化したSalesforce公式セミナーの1つです。Salesforceの認定資格に対応する形で定期的に実施されています。(一覧)
私が受講したのは有償版のポイントスタディで、受講後1ヶ月間利用できるデモ組織と練習問題が提供されました。
認定上級アドミニストレーター資格の推奨コースである「Salesforce 管理Ⅱ」は、ハンズオン中心の実践力を身に着けるコースですが、ポイントスタディは試験の出題傾向を踏まえた解説中心の内容となります。
ポイントスタディは、有償版の内容を抜粋した無償版も実施されています。
*Salesforce Certification Days
無償版ではデモ組織や練習問題の提供がありませんが、受験料の割引クーポンがもらえます。様々な資格のポイントスタディが実施されていますので、興味のある資格がある方はぜひチェックしてみてください。
私は「Salesforce 管理Ⅱ」を受講せず、実施日の都合上認定アドミニストレーター資格を取得してすぐの受講となりました。上級での新規範囲の事前知識がほぼない状態でしたので、受講時はその場で理解することはやめて、メモを取ることに集中しました。
②Trailheadでの学習
ポイントスタディを終え、理解が追いつかなかった範囲(主に上級での新規範囲)を1から学習しました。
Trailheadで概要を掴み、デモ組織(※)で実際に設定をし、不明点があればSalesforceのヘルプを検索する…という流れで理解度を高めていきました。
(※)デモ組織がない場合は、Trailheadで提供されるハンズオン組織や、Developer Edition組織を取得することでも組織を利用できます。
Trailheadでは、認定上級アドミニストレーター試験範囲のモジュールをまとめたSalesforce公式のTrailmixが作られています。
上記のTrailmixに加えて、私は以下のモジュールも追加し、オリジナルのTrailmixを作成しました。
セキュリティとアクセス:20%
SERVICE CLOUD アプリケーション:10%
・Lightning Experience の エンタイトルメント管理
・Lightning Experience のナレッジの基本
・Lightning Knowledge の設定とカスタマイズ
・Lightning Experience のオムニチャネル
コンテンツ管理:3%
分析、レポートとダッシュボード:10%
ご覧の通り、Service Cloud範囲が多くなっております。個人的に苦戦したのがこの分野でした。ナレッジなどはClassicでの設定知識が必要な部分もあり、Lightning Experienceをメインに学習してきた身としては少し混乱することもありました。
③練習問題の実施・復習
各機能の特徴や設定方法を理解したら、ポイントスタディで提供された練習問題を中心に、演習を繰り返しました。間違えた問題は実際に組織で設定を確認するなど、手を動かして復習すると効率的に覚えることができました。
試験の感覚 ★
試験時間は以前90分でしたが、現在では105分となっています。
90分での受験経験がないため比較は出来ないのですが、私の感覚では時間が足りない、ということはありませんでした。
落ち着いて確実に選択肢を見極めることが大切だと思います!
さいごに
認定上級アドミニストレーター試験は範囲の幅が広いため、様々な分野の機能を把握することができます。
認定アドミニストレーターからのステップアップはもちろん、同じく認定アドミニストレーターの上位資格である、認定Sales Cloudコンサルタント資格や認定Service Cloudコンサルタント資格取得への入り口とするのも良いかもしれません。
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