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Sandboxでメール送信する際に知っておきたいこと

 2017.01.31 support_service_team

こんにちは!アドミニストレーターの齋藤です。

業務を自動化するSalesforceの機能である承認プロセスやワークフローを使って
特定の条件に合致するとメールが送信されるようにメールアラートを作成したい、という場合、使用している 本番の運用組織でいきなりテストするのは怖いですよね :-(

そんな時は、Sandbox組織(Sandbox環境)を使ってテストを行います!

Sandboxを使って検証をする場合、メールアラートを設定しているのにテストメールが届かないということがあります。
今回はSandboxでメール送信テストをする時に確認したい設定項目についてご紹介します。

1.Sandboxとは

普段使用されているSalesforce運用組織(本番組織)のコピー環境です。
なので、Sandbox内のテストでミスしても本番組織には影響ありません!
Sandboxの中なら、安心してテスト(※注) できますね :-D
(※注:Sanbox内に本番環境のリードや取引先責任者レコードのコピーが存在しないことが前提です。本番環境の一部レコードを保持している場合は、テストの際に十分に留意することが必要です。)


ちなみに Sandbox は Developer Sandbox、Developer Pro Sandbox、Partial Copy Sandbox、Full Sandbox の4種類があります。

Developer SandboxとDeveloper Pro Sandboxはユーザ情報と項目やフローなどのメタデータ(設定内容のこと)のみ運用環境からコピーされ、
Partial Copy Sandboxはメタデータと運用環境で使用している一部のオブジェクトのデータを、Full Sandboxは運用環境で使用しているすべてのデータをコピーして作成されます。
※ 契約されているSalesforceのEditionによって、使用できるSandboxの種類や数が異なりますのでご注意ください。

今回はメタデータと手入力でサンプルデータを入れればテストできる、Developer Sandboxを使用したテスト例をご紹介します。


2.Sandboxでメールが送信されない時に確認する場所は?

では本題の、Sandboxでメールアラートのテストをする時の確認事項を2点お話します。

まず1点目、メールアドレスにご注意!
運用組織とSandboxのユーザ画面を並べてみます。

■運用組織■
運用組織

■Sandbox■
Sandbox
メールアドレスの@が=に変わり、アドレスの最後に”@example.com”が追加されていることがご確認いただけると思います。

Sandbox作成時に、自動的にダミーのアドレスへとSalesforceが自動的に変更してくれてありがたいのですが・・・このままではメールアラートを作成してもメールが届きません。
なので、Sandboxでテストメールを送りたいユーザのアドレスを正しいアドレスに変更する必要があります。
(ただし、今後そのユーザにメールを送られたら困る場合は、テスト後にダミーのアドレスに戻してくださいね!)

そして2点目、メールの送信設定にご注意!
メールアラートが送られない場合、メールを送信するためのアクセス権をご確認ください。
新しく作成されたSandboxはデフォルトで"システムメールのみ"が設定されています。このままではパスワードリセット等の自動生成メールしかテストできません。
Sandboxでメールが送信されない時に確認する場所は?
”システムメールのみ”や”アクセスなし”になっている場合は、上図の手順で”すべてのメール”に変更してからメールアラートのテストを行います。

3.最後に

弊社ではSalesforceの導入サポートや、オンサイト/リモートで御社のSalesforceの運用をお手伝いする認定アドミニストレーターによる運用保守支援サービスを行っています。

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ご興味を持たれたサービスがございましたらお気軽にお問い合わせください

以上、「Salesforce の Sandbox環境 でメールアラートのテストを行う際に知っておきたいこと」でした :-)

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