ITトピックス
2023.03.02
サーキュラーエコノミーとは？企業にとってのメリットやDXとの関連性を解説
DXコンサルティングとは？役割やコンサルが必要な企業について解説
2023.03.31 サークレイス株式会社
はじめに
DXをスムーズかつ効果的に推進するために役立つのが、DXコンサルティングです。今回は、DXコンサルティングとはどのようなサービスで、どういった企業に向いているのかなどを解説します。
「DXについて、より効果的に取り組むための手段を検討したい」とお考えなら、ぜひご参考にしてください。
DXコンサルティングとは
「DX（デジタルトランスフォーメーション：デジタル変革）」とは、デジタル技術を取り入れることでビジネスの進め方を変革し、企業の競争力を高める取り組みのことです。
具体的には、デジタルツールやAI・ビッグデータなどを活用し、システムの刷新や古い体質の改革を図ります。多様化する社会で企業が生き残るために欠かせない取り組みの一つと言えるでしょう。
DXコンサルティングとは、クライアント企業のDX推進を支援するサービスです。DXの豊富な専門知識と経験を有するコンサルタントから、デジタルツールの活用方法やDXの進め方などに関するアドバイスやサポートを受けることができます。
DXコンサルティングが必要な企業とは
DXコンサルティングを利用することで、特に効果が見込めるのは、以下のような企業です。
- DXへの取り組み方が分からない
- 社内リソースが不足している
- 本質的なDXを継続的に実施したい
上記のようなケースでなぜDXコンサルティングが有用なのか、順番に見ていきましょう。
DXへの取り組み方が分からない
そもそもDXについて知識や経験がなく、どのように進めれば良いかが分からないといったケースでは、DXコンサルティングの利用が必要と言えます。
DXを成功させるためには、デジタル技術の活用法などを正しく理解し、計画的に変革を進めていかなければ、ただのツールの導入で終わってしまうからです。
DXコンサルティングを活用し、プランの策定から業務過程の見直しまでトータルでサポートを受けることで、成果を挙げられるようになるでしょう。
社内リソースが不足している
社内リソースが不足しており、DX推進チームへ人材を充てることができない企業も、DXコンサルティングの利用が必要と言えるでしょう。
業務を変革するために必要なシステムの設計や、データの効果的な活用ができる人材なくしては、DXは実現しないからです。
DXコンサルティングを導入することで、豊富な専門知識とDX推進の経験を有するDXの専門家であるコンサルタントの知見を余すことなく利用できます。変革に向けた画期的なアイディアや、データ利活用のヒントを得られるなど、多くの課題解決につながるでしょう。
本質的なDXを継続的に実施したい
「取り急ぎ」の施策ではなく、継続的に変革をし続けられるような戦略立案をしたい場合、DXコンサルティングの活用が効果的と言えます。
DXコンサルティングを利用すれば、人材育成や組織の体質の変革などに関する支援を受けられるからです。また、PoC（Proof of Concept：概念実証）やMVP（Minimum Viable Product：必要最低限の価値を提供できるプロダクト（目的は仮説検証））といった開発手法を駆使し、各企業の変革にもっとも効果的なシステム開発を実現できるようになります。
DXコンサルティングの役割
DXコンサルティングの代表的な役割は、次の4つです。
- テーマ設定のサポート
- 戦略・計画の立案サポート
- PoC（Proof of Concept：概念実証）のサポート
- 計画実行のサポート
以下で、具体的な内容を説明していきます。
テーマ設定のサポート
DXコンサルティングでは、DXの大まかな推進の方向性であるテーマ設定をサポートします。DXは、組織が一体となって進めることが欠かせません。各企業のDXに対する理解や意欲のレベルに合わせた目標設定を支援し、成功への道筋をつけます。
戦略・計画の立案サポート
企業によって抱える課題や有効なデジタル技術は異なるため、現状を踏まえた戦略・計画の立案が欠かせません。この立案サポートも、DXコンサルティングの役割の一つです。第三者的な目線からアドバイスを得られることで、効果的な戦略を立てることができるでしょう。
PoC（Proof of Concept：概念実証）のサポート
DXコンサルティングは、PoCフェーズのサポートも行います。PoCとは「概念実証」と訳され、新たなアイディアが実現可能かどうかなどを実証するために行う工程です。ビジネスの実現や成功の可能性を検証することで、DXのプロジェクト失敗のリスクやコストを抑制できます。
新規プロジェクト立ち上げの経験やDXに関する知識が十分にないと、精度の高いPoCは実施できないため、DXコンサルタントが適宜サポートをしていきます。
計画実行のサポート
立案したDX計画を実行するフェーズでも、コンサルタントによるサポートを受けることができます。変革に必要なデジタルツールなどの導入はもとより、DXを定着させるために必要な人材の育成や企業体質の改善も、DXコンサルティングの役割です。
DXコンサルティングを受ける際の注意点
DXコンサルティングを受ける際は、以下の3点に注意しましょう。
- 経営層の理解と協力が不可欠
- 費用対効果は長期的な目線で評価を
- コンサルティング会社への依頼が最適解ではない場合もある
経営層の理解と協力が不可欠
DXを成功させるためには、経営層の理解と協力が不可欠であることに注意しましょう。
企業の変革を伴うDXは、経営戦略に沿って進めるものであることに加え、全社を上げて取り組むためには、トップダウンの推進力が必要だからです。
費用対効果は長期的な目線で評価を
従業員数の少ない小規模な企業だと、コストと得られる恩恵のバランスが取れないと感じる場合もあるでしょう。しかしDXでは、長期的に見れば、コストがメリットを上回るケースも多いものです。そのため、長期的な目線で評価することが、DXの成功につながります。
コンサルティング会社への依頼が最適解ではない場合もある
特定の領域やツールにおいてDXを進めたい場合には、DX全般に対応するコンサルティング会社よりも、その分野の専門家の力を借りたほうが、成果は出やすくなります。漫然とコンサルティング会社を選ぶのではなく、自社のニーズや課題に合った会社を選ぶことで、コストパフォーマンスを最大化しましょう。
まとめ
DXは、「ITツールを導入したら終わり」「1回プロジェクトを回したら終わり」というものではありません。だからこそ、変革し続けられる体制作りが重要になります。
DX全体のコンサルティングを受けるにしても、ツール・システム運用のサポートなど部分的な支援を受けるにしても、定着するまでサポートしてくれるパートナーを選定しましょう。
【参考（外部サイト）】
DXコンサルティングとは？ 役割やメリット、注意点を事例を交えて解説 | 株式会社モンスターラボ
企業のDXを推進する「DXコンサルとは」？コンサルティングの役割やメリット、実際の事例をご紹介 | 株式会社ブレインパッド
