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海外拠点管理における課題・原因・解決策を解説

 2022.04.28 サークレイス株式会社

overseas_base_management1物理的に遠く離れ、環境も異なる海外拠点の管理は、日本国内の支社や支店の管理と同じようには進まないことが多々あります。
これから海外展開を考えているという場合は、海外拠点管理で発生しやすい課題とその原因を、十分に理解しておく必要があるでしょう。今回は、海外拠点管理における課題と原因、それらの課題を解決する方法を紹介します。

海外拠点管理における課題

overseas_base_management2海外拠点管理上のよくある課題は次のとおりです。

  • 海外拠点の実態が見えにくい
  • 日本本社からの統制が聞きにくく不正リスクがある
  • 各拠点の情報が一元管理されておらず業務効率が悪い
  • 拠点ごとの業務定着に時間がかかる など

特に、海外拠点からのレスポンスが遅いなど、日本本社と海外拠点との間の連携がうまくいっておらず、海外拠点の実態が見えにくいと感じるケースは多いとされています。
そのような場合、有事の際に本社から速やかな支援ができない、本社の目の届かないところで不正が発生しているなどのリスクが想定されるでしょう。

また、複数の海外拠点を管理する場合にそれぞれの拠点で異なるシステムを使用していると、本社が情報を集めたり、拠点ごとに業務を定着させたりするのに時間がかかります。結果として、海外拠点管理業務の効率低下を招くでしょう。

海外拠点管理における課題の原因

overseas_base_management3上記の課題が発生する原因として、大きく2つのことが考えられます。
1つ目は、拠点ごとに異なるシステムを導入していることです。海外拠点を立ち上げる際、運用開始までのスピード感やコスト面を重視して、言語や税制度など各拠点の特性に合った、現地のシステムを導入しているというケースがよく見られます。

前述したとおり、複数の海外拠点を管理する場合は、拠点ごとにシステムがバラバラだとデータ収集が困難となります。「海外拠点の実態が見えない」「業務効率が悪く正しい判断を迅速に下せない」といった課題は、このようにシステムの導入実態が原因となっている可能性があります。

2つ目は、海外拠点のIT人材が不足している、または一部の担当者に属人化していることです。システム自体に問題はなくても、システムを現地で運用するIT人材が不足していれば、スムーズな海外拠点管理は難しくなります。また、一部の担当者に属人化していると、その担当者が離職したときにまた最初から業務定着を目指さなければならず、プロジェクトの進行や拠点の成長に支障が出てしまうでしょう。

海外拠点管理の課題を解決する方法

overseas_base_management4海外拠点管理の課題を解決するためのアプローチとして、2つの方法が挙げられます。

①日本本社と各拠点の連携を支援してくれるパートナーを獲得する

日本本社と海外拠点との橋渡しをしてくれる現地パートナーは、効率的な海外拠点管理を行ううえで欠かせない存在です。協力的なパートナーが獲得できれば海外拠点の情報を速やかな共有が期待できることはもちろん、現地の事情を考慮した事業展開のサポートも受けられるというメリットがあります。

②海外拠点管理対応のクラウドサービスを導入する

「海外拠点管理における課題の原因」でお伝えしたとおり、海外展開する企業では、拠点ごとに異なるシステムを導入しているケースが多くあります。海外拠点管理の課題を解決するためには、各国での利用を想定した海外拠点管理対応のクラウドサービスを導入し、ワンシステムで対応するのが理想です。操作性の高いサービスなら、一部の担当者に属人化する懸念もなくなるでしょう。

海外拠点の人事業務を管理するなら「AGAVE」

overseas_base_management5海外拠点での管理業務は多岐にわたりますが、そのうち海外駐在員に関する人事業務を中心にサポートできるのが、クラウドサービス「AGAVE」です。AGAVEでは、海外駐在員管理のための各種申請・承認業務、給与データ、プロジェクトなどを一元管理できます。

AGAVEを導入すれば、海外拠点の人事情報を可視化し本社と共有できるため、一部の担当者に属人化した状態からの脱却が可能です。海外拠点の管理業務を効率的に行えるようになれば、本来注力すべき業務にきちんと時間を割けるようになるでしょう。

海外拠点を管理するうえでは、「実態が見えにくい」「情報が一元管理されておらず業務効率が悪い」などといった課題があります。ケースによって異なるものの、拠点ごとに異なるシステムを導入していることや、IT人材が不足または属人化していることなどが原因の一つとして考えられるでしょう。

効率的に海外拠点管理を進めるためには、協力的な現地パートナーを確保するとともに、本社と各拠点で共通のクラウドサービスを導入・活用するのが理想です。
海外拠点管理における自社の現状をあらためて見直し、より効率的な管理方法を考えてみてはいかがでしょうか。

<参考サイト>
本記事を執筆するにあたり、以下のWebページを参考にさせていただきました。

 <参考>イシン株式会社|進出企業インタビューなら ヤッパン号|
専門家座談会「遠距離経営」を成功させるコツ (前編)
https://www.yappango.com/interview/glasiaous-01.html

<参考>株式会社日本総合研究所|経営コラム|失敗事例に学ぶ海外現地パートナー獲得の留意点
https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=20621

 <参考>株式会社 ZUUM-A|THE OWNER|日本企業の海外進出はなぜ失敗する?事前に知っておきたい5つの課題と解決策
https://the-owner.jp/archives/4742

 <ビジネスエンジニアリング株式会社|セカイのチカラ 世界を支える未来を創る|海外拠点マネジメントの課題とヒント 
https://global.b-en-g.com/blog/solution-hint

 

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