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Salesforceを自社で運用していくための3つのポイント

 2016.12.02 サークレイス株式会社

こんにちは。

Salesforceはクイックに使い始められて、使いながらカスタマイズしていけるのがいいところです。ただ導入時に気をつけておくべきことがあります。そうでないと、社内ではカスタマイズできず、毎回外部に運用保守を依頼せざると得ない状況になってしまいます。最悪、塩漬けになってしまう、なんてこともありえます。

ただ一方、導入後は自分たちでカスタマイズしていって、自社にとってベストなシステムへと育てている企業があるのも事実です。今日は、こうした企業がどのような取り組みをしているのかを、そのコツを端的にご紹介します。

ヒント1 :標準機能を最大活用、カスタム機能は切り分けて最小化

社内でカスタマイズができなくなってしまう場合には、いくつかのパターンがあります。

中でも一番多いのは、要件をたくさん詰め込みすぎて独自開発を行うことを前提で構築しているケース。そのうちガラパゴス化して特定の人しか触れない状態になってしまう、といったこともよく見られます。

そうしたお客様に対して、サークレイスでは、まず要件を整理し、導入しようとしているSalesforceをはじめとしたアプリケーションの標準機能で実現できないかをますは検討します。また、お客様が独自で導入される際にも可能な限り標準機能ベースで始めることをお勧めしています。しばらく使ってみて、どうしても足りない、というときに、後から拡張開発を検討するほうが、確実です。最初から、カスタム開発を多く行ってしまって、バージョンアップしたら使えなくなってしまった。なんてリスクに見舞われることもありません。

ヒント2  クラウドとはいえシステム、ドキュメントはきっちりと

手軽に導入できるのがクラウドのメリットですが、そのために要件定義書や動作検証結果などのドキュメントの整備が行われないまま導入してしまい、本稼働してしまうというケースもよく見られます。

こうした場合、導入直後は問題なくとも、導入時の担当者が変わったり、複数部門への導入横展開など規模が拡大してくると、たとえ標準機能のみの環境を利用していたとしても、ドキュメントが不完全だと「どういう意図でこうした設定をしたのかわからない」といったことが生じてきてきてしまいます。また、外部ベンダーに拡張開発をちょこちょこ依頼しているうちに、ドキュメントが揃っていないとシステム全体の仕様が把握できなくなってしまうリスクもあります。

サークレイスでは標準導入であっても、本稼働後のお客様のセルフカスタマイズを考慮し、要件定義書や動作検証結果、管理者向け運用マニュアルの作成まで対応しています。導入時のドキュメントの無い「ブラックボックス」と化したシステムは作りません。

ヒント3「社内で人材を育成するか、必要作業分だけ手配するか」

企業におけるクラウドサービス利用の拡大が続いている一方で、IT人材が「大幅に不足している」「やや不足している」と回答したユーザー企業は実に75%を超えています。(出典:「IT人材白書 2014」独立行政法人情報処理推進機構)
導入後も自分たちでカスタマイズできてシステムを育てていけるのがSalesforceの優れた点ですが、システム管理者が不足していると、現場のニーズに合わせたタイムリーな運用・保守作業が困難な場合もあるでしょう。

こういう場合は、あえて外部のリソースに頼ってしまうというてもあります。サークレイスではSalesforceの認定資格を持ったアドミニストレーターをお客様先に派遣し、システム管理業務の支援、Salesforceのコンフィギュレーション、そしてユーザーからの問い合わせ対応まで、現場でご支援を行うことができます。導入してから、定着化するまでは、Salesforceをよく理解している人に手伝ってもらって、慣れたら自分たちで運用する、といった道筋をつけるお手伝いも可能です。

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