2017年12月16日(土)、株式会社セールスフォース・ドットコム(現・セールスフォース社)社内で行われたNPO団体向けのSalesforce1日研修において、パソナテキーラ(現・サークレイス)の藤岡泉美トレーナーがボランティアで講師を務めました。
今回は各分野の専門家が、職業上持っている知識・スキルや経験を活かして社会貢献を行うというプロボノ活動について、藤岡トレーナーに話を聞いてみました。
そもそも今回実施したきっかけは、どういったことからでしょうか?
シニアインストラクター
藤岡泉美「もともと社会貢献活動には興味があって、自分で何かできないかと思っていました。今自分ができることと考えると、自分がすでにスキルを持っているSalesforceに関わるトレーニングなのだろうと漠然とした思いはあったんです。たまたま、1年ほど前にパソナテキーラ(現・サークレイス)のメンバーが出席した会でNPO法人に対するご縁ができたので、なにかやれないかと働きかけはしていました。秋に急遽『トレーニングをやらないか』とお声がけをいただいたんです。」
今回どういった内容のトレーニングが行われたのでしょう?
「全国コミュニティ財団協会というNPOが遺贈寄付のサポートを全国的に行っているということで、それを管理するためのパッケージを活用するための1日トレーニングです。
2017年12月16日(土)にセールスフォース社内で終日行われ、開発を担当したNPO側の方と共同で実施しました。私の担当は4時間程度で、パッケージを使うための最初のインストールから、データインポート、レポートの作成方法やカスタム項目の作成方法など、Salesforceを利用する上で基本となる機能を中心に行わせていただきました。」
遺贈寄付、というのはどんなものなのでしょう?耳慣れない言葉ですが‥・
「私も今回お話を伺って初めて理解したのですが、個人が亡くなった際に、遺言で自己の財産をNPO法人や公益法人、学校法人などの非営利団体や、国、地方公共団体などに寄付する行為のことを指すそうです。全国コミュニティ財団では、こうした意向をお持ちの遺族の方が個人の意向に沿った寄付を行えるようにサポートをされていて、それを管理するためのパッケージを提供しているそうなんです。」
寄付を希望している方に関わる、管理すべき情報って、いろいろとありそうですよね
「遺族の方に、いろいろなことを最初にヒアリングするようなんですよね。寄付の理由、故人の思いや寄付先に対しての希望などを管理するということなのですが、そんな世界があったのかと。そもそも日常だと相続や遺言など、人の人生に関わるようなことを考えることもないので、自分の世界が広がった気がしました。
あとSalesforceという観点でも、普通は営業管理とか、顧客管理とかで使っていることが多いので、そんな使い方もあったのかという発見もありました。Salesforceは非営利団体の方にも多く使われているのですが、どう使われているかはあまり普段お聞きすることがなくて。そういう意味でも貴重な体験でしたね」
今後、NPO法人向けには何か行っていくのでしょうか?何か決まっていることはあるのでしょうか?
「まだまったく未定ですが、他の機能を使って分析を行っていきたい、なんて意向もお聞きしています。非営利団体が活動を行う上でもSalesforceはいろいろと使えそうな気がしていますので、また機会があれば継続的にサポートしていけるといいなと思っています」
サークレイス(旧・パソナテキーラ)では、Salesforceの管理者、開発者向けのトレーニングをはじめとして、開発・運用に関わる幅広いサービスをご提供しています。
研修に関するご相談・お問い合わせなど、何なりとご連絡ください。
藤岡はじめ、研修担当者にてご回答差し上げます。
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