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【トレーナー】常に学び、わかりやすく教える。マネジメントでも技術のエキスパートでもない、Salesforceの「トレーナー」が新たなキャリアの選択肢に

 2022.01.27 Saito

「新たなことに挑戦してみたい」

その想いで10年以上勤めた大手SIerから転職し、サークレイスのトレーナーの仕事を担っているShujiさん。
Salesforceは未経験ながら、ご自身の性格にあった仕事のスタイルと、持ち前の学ぶ意欲を武器に、誰からも頼られる講師としての階段を1段1段登っています。

今回は、そんなShujiさんにトレーナーの仕事のやりがいや、勉強方法、働く環境についてなどの話をお聞きしました。



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Shuji
2018年8月入社
Education事業部 Trainer

大学院(情報系)卒業後、10年以上システムエンジニアとして勤務し、サークレイスが2社目。
後輩育成にやり甲斐を感じたことをきっかけに、サークレイスにトレーナーとして入社。開発経験を生かしながらお客様へトレーニングを提供している。

10年以上勤めた会社を辞めて、新たな分野に挑戦!

まずはShujiさんの前職について教えてください。

私は大学院の情報系の学部を卒業後、大手Slerに就職し、システムエンジニアとして社会人デビューしました。
そこから10年以上その1社でエンジニアとして活動していたので、サークレイス(当時はパソナテキーラ)は、初めての転職先でした。

長く勤めた会社を辞めて、サークレイスに転職された理由とは何だったのでしょうか?

38歳のときに漠然とこれからどうしていこうか考えたのがきっかけです。

前職ではプログラミングからスタートし、最後はプロジェクトリーダーのような仕事をずっとしていたので、一般的なキャリアの進み方はマネジメント職としてプロジェクトマネージャーのポジションを極めるか、エンジニアとしてエキスパートを目指していくか……どちらの方向性もありますよね。

しかし、エキスパートはセンスが問われ、仕事が速い優秀な先輩や後輩がたくさんおり、一方で PMは今まで携わった大きな案件では何事も厳しく言えるような気迫のある方が多かったのです。
私はあまり人に厳しく言うタイプではなかったので、自身の性格を考えた時に、その2択ではない仕事もあるのではないかと求人サイトの情報を見ていました。

そうしたら、サークレイスが募集していたSalesforceの「講師・トレーナー」の情報が目に入ってきました。応募条件がIT業界の経験があれば、Salesforceの経験はなくても大丈夫だと書いてあり、要件もタイミングもドンピシャだと思ったのです。

マネジメントでも技術エキスパートでもない新たなキャリアの選択肢が見つかったのですね!

そうなんです。例えば、転職サイトに登録するとスカウトメールがたくさんくるのですが「リーダーをやりませんか」「SEをやりませんか」といった内容ばかり。
それであれば転職せず前職のままでも実現できたので、新たなことに挑戦してみたいという気持ちが上回りました。

その中で、最終的にサークレイスに決めた理由とは?

今の上司にあたる藤岡と面接をして、本気でトレーナーという仕事の面白さ、厳しさを語ってもらったことですね。本当に熱く「あ、この人本気だな」と思いました。

この会社自体は名前も知らなかったので、今冷静に考えると思い切った決断だったなとも感じますが、こういう方と一緒に仕事ができたら面白いなと感じたことが、最終的な決め手です。

受講生から直接、評価やコメントをいただけることがやりがいに

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入社後はどのようにしてトレーナーのスキルを身につけていったのでしょうか?

まずはSalesforceのことを知らなかったので、研修を受けることからスタートしました。その時は技術的なことを吸収することはもちろん、講師の方がどのように教えているのかにも注目して話を聞いていました。

同時に、人前で話す研修も受けて、こう言う風に教えないと伝わらないんだということも学びました。全くの畑違いからのスタートだったので、最初は難しいと思ったのは正直なところですが、講師の方が安心して受けられるように工夫してくれたので、面白かった印象の方が強いですね。
私も普段通り自然体で話せれば、受講生も安心して講義を受けられるのではと思ったのが唯一の希望になりました。

研修後はいかがでしたか?

現場でプレーヤーとして登壇デビューするまでにはSalesforce本社のレビューを受ける必要があります。私の場合は、2018年8月入社して2019年1月に初めての登壇という流れでしたね。

コースはいくつかあって、今は3つのコースを担当しています。最初は、当初抱いていた自信を砕かれるくらい上手くいかず、プライドは捨てて取り組むしかないと腹をくくりました。教えることを全部を頭に入れるのは無理なので、受講生から想定外の質問が来ても慌てず一緒に確認していきましょうと伝えたり(その方が安心していただける)、他のトレーナーが教えているところを見て、良いところを取り入れたりと工夫をしながら成長していきました。

この仕事の楽しい点や、やりがいはどんなところでしょうか?

コースの最終日に受講者のアンケートがあり、評価をご記入いただきます。5段階評価で、その理由をコメントに書いてくれる人もいて、個人的には「講義がわかりやすかった」と書いてもらえていると、やってよかったなと思いますね。ホッとするというか。

コースはだいたい3日間で終わるのですが、「先生のトレーニングをもっと続けて受けたいです」とコメントいただけると、この方は3日間で楽しく学べたんだなと感じ、嬉しくなります。

Shujiさんがトレーニングで意識していることはありますか?

受講生に合わせてトレーニングをすることです。
毎回受講生が違うので、初日は今回どんな人が集まっているのだろうというドキドキしながら楽しんでスタートします。

平均して十数名の受講生が参加しますが、一人ひとり学びたい理由が異なり、認定試験を受けたい人もいれば、会社でSalesforce使うので覚えてきてと言われた人もいる。受講目的がそれぞれ違うのは難しいことではありますが、一人ひとりの想いを聞いて受講目的を達成できるよう力添えしたいと思っています。


自分で考え工夫し、新たな挑戦も積極的にできる

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トレーナーは日々の勉強も大変だと思いますが、どのように学んでいるのでしょうか?

登壇がない日はその準備に1日全部の時間を使っていいので、自ら手を動かしSalesforceの設定をしてみたり、わからないところは基本的に自力で調べ尽くしています。
先輩に聞けば教えてもらうことはできますが、私がもともとエンジニアだったので簡単には聞かないで自分でやれることはやるようにしています。

講義中の教え方については、入社後は研修にもいきましたが、何回も登壇したのでやりながら学んでいます。他には、最近はYouTubeも結構見ていて、人気のチャンネルはやはり話し方がわかりやすい人が多く面白いと感じます。伝え方や間の取り方など、自分にも取り入れられそうなところは講義でも試しています。

この仕事はとにかく常に改善し続けることが大事で、新しいことを試して上手くいったとかダメだったとかを振り返りながら進む姿勢も必要です。

自分でいろいろ工夫できるのはやりがいにも繋がりますね。

はい。最近Salesforce以外にもPythonに取り組んでいます。
私は開発畑にいた人間なので、プログラミングを教えてあげたいなと上司の藤岡と話していたら、「やっていいよ」と言っていただいて。

もともとは Javaに取り組んでいましたが、その頃よりPythonの市場価値や学びたいというニーズが増えていたので、まずは初心者向けの内容を受けてみたい人はいますか?と社内で聞いてみたんです。
そうしたら、かなり多くの人が手を挙げてくれたので、教材を作ってオンラインで講義を行いました。今後は社外でもやれるだけやってみようかなと思っています。

サークレイスはSalesforceがメインの会社ですが、それだけにこだわる必要はないので、すぐに事業に結びつけていくのは難しくても、挑戦させてくれる社風があるのも働きやすいところです。

働く環境の話も出ましたが、実際におすすめポイントなどはありますか?

前職のSIerでは納期に追われて大変だった思い出がありますが(笑)、私のいるエデュケーション事業部はスケジュールがある程度前にわかるので、休みが取りやすく、自分の時間もしっかりとれるので働きやすい環境があると思います。

あとは当社だからというわけではないかもしれませんが、業務が全てオンラインでも対応可能になったので、自宅から講義ができるのはいいですね。
例えば、以前は雪が降ると電車が止まってしまうので会場に遅れたらどうしようという不安がありましたが、今は移動しなくても済むので講師がいないというリスクがなくなりました。
移動時間が浮いた分は勉強の時間に当てられるのも嬉しいですね。

向上心を持って学び続ける仲間と、共に成長を目指す

DSC06779同じくトレーナーのMiwakoさんと。次回の社員紹介にご登場いただきます!

Shujiさんは将来の夢や目標はありますか?

壮大なものはありませんが、個人的に目指しているのは2つ。1つ目はSalesforceで年1回行われている、受講生アンケートで総合評価が高かった人を表彰するアワードを獲得したいです。

この仕事をする上で、他者からどう評価されるかは自身のモチベーションにもなるので目標として置いています。もう1つは、ライフスタイル的なもので、仕事がオンラインでもできるようになったので、いつかはワーケーションなど場所に囚われない働き方を実践してみたいですね。

最後にサークレイスに興味を持っている方へメッセージをお願いします。

サークレイスに入って思ったのは、皆が何かしらの勉強を続けていて、向上心を持った人が多い会社だということです。だから自分も、自然とその雰囲気の中で成長できているのかなと感じますし、これから仲間に加わる皆さんとも刺激し合える関係になりたいですね。

また、会社の規模としても現在200人(取材時2021年12月)を超えたところなので、オンラインの全社会議などで顔を合わせると、誰が誰なのかわるちょうどいい規模感ですし、皆が会社を良くしていこうという雰囲気がすごく感じられます。

私自身は前職の会社は1万人くらい社員がいたので、会社の業績を考えたり、会社を良くしていこうという話をするような発想はあまり出てきませんでした。転職して初めてこの雰囲気を味わえているのでとても面白いと思っています。

もし、サークレイスに興味を持った方で一緒に働く機会があれば、組織をより良くしていく一員として共に成長していけると嬉しいですね。

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