Salesforce
2023.01.17
こんにちは。Salesforce運用支援サービス「Customer Service for Salesforce –Remote Service–(旧AGORA)」のサポート担当 K です。
Salesforceの商談オブジェクトは一種特殊な性質をもっているのですが、その一つとして、商談の状況によって自動的に値が更新される、という機能があります。
今回は、商談成立時に自動的に更新される「完了予定日」の動作と、これを自動更新させない方法についてご紹介します。
商談の完了予定日に未来日が入力されている状態で、予定より早く商談が受注完了できたので、商談のフェーズを「成立」に変更すると、完了予定日が今日の日付へと自動的に変更されます。
これは、Salesforceのデフォルトの動作です。
項目の日本語表記名として、ちょっと違和感がありますが、
こんな動作をするのです。
※商談完了予定日の変更について、詳細はこちら(help.salesforce.com:商談のフェーズ完了時の商談完了予定日の変更について)をご参照ください。
〈解決キーワード〉
● プロセスビルダー
● PRIORVALUE 関数
今日の日付ではなく、未来日をそのまま保存したい場合は、プロセスビルダー か ワークフロールールを作成し、自動的に保存された「今日の日付」の前の値が保存されるようにします。「PRIORVALUE」関数を使って、「項目の前の値」を返す数式を組み入れます。
今回は、プロセスビルダーを使って「商談の完了予定日項目を、今日の日付ではなく未来日のままにする」設定例をご紹介します。
まずは起動条件を設定します。
続いて、条件に合致したときのアクションを設定します。
ちなみに、既に完了している商談について、後日、商談レコードを新規作成して「完了予定日」を入力 → 保存する場合は、今日の日付ではなく入力した通りの日付で保存されます。
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