Salesforceのデータ更新ツール、空白値にも対応できる?
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こんにちは。Salesforce運用支援サービス「Customer Service for Salesforce –Remote Service–(旧AGORA)」のサポート担当 Miyaです。
Salesforceの運用管理をする上で、「インポートウィザード」や「Dataloader(データローダ)」を使ってデータを一括登録する作業はよくあると思います。この2つの一括更新ツール、使い方によっては思いもしない事態に陥ることも....!
今回は、データローダを使用した「空白値での更新方法」について取りあげます。
空白値で上書き更新ができない?!
「インポートウィザード」と「データローダ」、同じCSVファイルからのデータ一括更新処理を実行した場合、データローダでは空白値で上書き更新できますが、インポートウィザードだと空白値での上書き更新ができません。何が違う??
例:
一括登録ツールを使用して、「年間売上」の値を「900,750,000」から「空白」に上書き保存したい。
更新用に用意した CSVファイルデータ上には、ちゃんと「空白」を充当している。
それなのに、値が更新されない!
解決内容
〈解決キーワード〉
● データローダではNull値での更新が可能
● データローダの設定
残念ながら、インポートウィザードでは空白値(いわゆるNull値)での更新には対応していません。データローダであれば、ツール上の「設定」次第で対応が可能です。
0.念のため:データローダについて(SALESFORCEヘルプ)
*Dataloader(データローダ)とは
*データローダのインストールと Java の考慮事項(データローダのインストール前に準備すること)
*インストールに関する考慮事項(システム要件、ログインできない場合のチェックポイント)
1.データローダの設定
データローダの ①[settings]にて ②[Insert null values] にチェックを入れて、③ [OKボタン]で設定を保存。
OKボタンをクリックしないと設定変更が反映されないので注意!
[settings] を変更した後は、再度 データローダにログインし直す必要があります。
さて、再度 一括登録を試してみます。
↓ 今度は空白の値で更新されました!
【注意】データローダを使用して「空白値で上書き」する更新作業は、どちらかというと「稀な作業」です。この機能を使用した後は、必ず [Insert null values] のチェックを外して、元の状態に戻しておくことをおすすめします。次回一括登録をする際、誤ってCSVファイル内に空白値が存在すると、大事なデータを期せずして 空白値で上書き保存してしまい、データ消失!ということになりかねません。
最後に
「データローダは便利だけど、苦手だからしっかり覚えたい…」
「データローダ作業のエラーが発生したときに、即時原因を教えてほしい!」
「設定で長時間悩んでしまう」「効果的に利用できているのかわからない」「運用を任せられる人がいない」など、Salesforceをうまく活用できていないと感じることはありませんか?
サークレイス社の運用保守サービスは、日々のSalesforce運用を力強くサポート。
Salesforce認定アドミニストレーターが、ちょっとしたお問い合わせ対応から運用を丸ごと任せたいというご要望まで、幅広くお応えいたします。詳しくは以下の特設ページをご覧ください。

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