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CSR活動のご報告 〜就労支援プログラム「BizAcademy」〜

 2015.10.30 Pasona Tquila

10月1日より12日間にわたって行われた就労支援プログラム「BizAcademy」に、当社もご協力させていただきました。

BizAcademyとは?
株式会社セールスフォース・ドットコムの社会貢献部門であるセールスフォース・ドットコム ファンデーションとNPO法人 夢職人が協働で開催するBizAcademyは、正規雇用されていない若者(18〜34歳)が、「明確なキャリアビジョンを持ち、自立すること」を目的に行われる就労支援プログラムです。今年は、当社を含めて、7社の協力のもと開催されました。

今回ご参加いただいた参加者の方々は、引きこもり、体調を崩しての離職など、さまざまな事情を抱えた11名の方々です。開催期間の12日間のなかでは、社会人として必須となるビジネスマナーや業界セミナーの一般常識的な内容に加え、パートナー企業の訪問やSalesforce管理者研修など、実務的な講座が用意されています。そして、最終日には、参加者がそれぞれ自己紹介や学んだこと、IoTをどうビジネスに活かしたいか、といったプレゼンテーションを行って、各自に修了証が授与されました。

 

当社が行った活動内容
当社は企業紹介、企業訪問の対応と、セールスフォースの正規トレーニングとしてご提供している、「Salesforce管理者研修」を担当させていただきました。

去年は準備不足で参加を見送らせていただきましたが、当プログラムの目的に賛同し、今回はじめてこのプログラムに参加させていただきました。

会社紹介
最初の参加は会社紹介。各社10分で、ビジネスの内容や会社の雰囲気などの紹介が行われました。まだプログラムが始まった2日目だったこともあり、まだまだ緊張した面持ちでした。

会社訪問
会社訪問はその4日後。参加者の皆さんが弊社のオフィスにもやってきました。オフィス見学の後、別室にて、現役社員による仕事紹介をさせていただきました。人口密度の高く自由な雰囲気のオフィスにちょっと圧倒されたようでしたが、興味をもっていただいたようで、積極的な仕事内容に対しての質問も多く出ました。

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「カジュアルでフランクな会社であることをまず伝えたいと思って、メッセージを絞りましたが、こちらの意図は伝わったようで、『楽しそう』 と感じてくださったようです。企業訪問もの際にも、質問や名刺交換など積極的で、熱意が伝わってきました」(人事)

セールスフォース管理者研修
その後、6日間にわたってSalesforce管理者研修を当社のトレーナー2人が担当しました。講習中はなかなか密度の濃い時間だったようで、当社の2人のトレーナーもどう伝えるか、をいろいろと考えてトレーニングに臨んだようです。


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「(通常のように資格を取るためのトレーニングではないので、)いかに彼らにとって役に立てるかに注力した内容を心がけました。コミュニケーションを取ることに苦手意識がある方もいるので、ディスカッションや発表など、みんなで議論したり「わいがや」を促すプログラムを目指しました」(トレーナー:藤岡)

「当プログラムに参加いただく方の経験レベルに合わせて、まずはきちんと理解できることを目的に、進行のスピードなどにも気を払いました。」(トレーナー:星野)

トレーナーの2人は、最初は遠慮していた参加者の皆さんがだんだん慣れてきて、積極的にコミュニケーションをとるようになってきたことを実感していたようです。休み時間でも、お互いのコミュニケーションも密で、ディスカッションしたり、一体感がでてきたことを実感しています。

12日間のプログラム期間を終了して
最終日の12日目には、プログラム参加者の皆さんが12日間で学んだ成果を発表の場が設けられていました。自己紹介、プログラムを通して学んだこと、IoTを利用したビジネスのアイデアについて、一人10分程度で行われました。

プレゼンテーションの内容もさることながら、まずは12日をきちんとやりきったこと、そして人前で話すという難関をきちんと成し遂げたことに、皆さんの成長を実感させていただきました。

プレゼンテーション終了後に、プログラムの修了書がセールスフォースの川原社長から一人ひとり手渡されましたが、そのときの皆さんの言葉それぞれにこの経験の「価値」が凝縮されていた気がします。

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「救っていただいたという思いでいっぱいです」「自分の状況を変えるきっかけになれば」「視野を広く、いろんなことに興味を持ちたい」「つながりの重要性を感じた」

など、皆さんのさまざまな思いが詰まった感想を聞くことができました。

「現状を変えたい」「学びたい」という意欲を持って参加された皆さんですが、このプログラムを通して、出会いやなんらかの得るものがあったのではないかと思います。

参加者の皆さんは軌道修正を行ったことでやっと最初の一歩にこぎつけられるという段階まで来ましたが、今後、成し遂げたという小さな自信を積み重ねて、後ろを向かずに、次へのステップに挑戦してほしいと、このプログラムに参加した当社のすべてのメンバーが感じました。また、当社でこの活動に携わったメンバー自身にとっても、多くの学びがあったと感じています。

来年以降の当社のこのプログラムへの関わりに関しては、まだ未定ですが、なんらかの形でのサポートを続けていけるように社内外への情報発信や諸調整などを行なっていきたいと考えています。

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