導入事例
フェアマネー株式会社 様
ご利用プロダクト:
統合型デジタルコミュニケーション・プラットフォーム「Circlace®︎」
スタートアップ企業に必須となるコミュニケーションの一元管理に成功
Circlace®をプラットフォームにすることで新規事業創出にもつなげる

フェアマネー株式会社
事業内容 | 投資家向け資料作成、IRに関する情報提供・相談業務 |
URL | https://fair-money.jp/ |
上場企業とIPO準備企業のIR活動を支援するコンサルティング企業。投資家に訴求する資料作成(ロードショーマテリアル・決算説明資料・株主総会資料・目論見書口絵)を中心としたサービスの他、IRに関する情報提供・相談業務などを提供
導入前の課題
- 複数のコミュニケーションツールを使うことで属人化のリスクがあった
- コミュニケーションコストを軽減できるツールが欲しい
- 業績拡大中のスタートアップ企業のため、今後の事業規模拡大にも対応できるコミュニケーション・プラットフォームが必要だった
導入後の効果
- Circlace®で仕事の見える化に成功。属人化を防ぎ、情報を社員同士で共有できた
- テキストや数字を残していくことが必須のビジネスにおいて、Circlace®のコミュニケーション機能やプロジェクト管理機能によって細かなニュアンスまで伝えられ、コミュニケーションコストを軽減できた
- 大容量ファイルの受け渡しが可能なプラットフォームに、多彩なコメント機能やタスク管理機能などが充実。企業規模が拡大しても、コミュニケーション不足の大きな心配はない
“サークレイスというコンサルタント集団が作ったプラットフォームを活用することで、お客様とのコミュニケーションの質、ひいては業務品質そのものを向上できます ”


フェアマネー株式会社様
代表取締役社長 永尾 浩平 様

導入の背景
スピーディーなレスポンスのため
複数のコミュニケーションツールを利用
フェアマネー株式会社は企業のIR活動を支援するコンサルティング活動を行っている。具体的には、上場承認後の株式公開前に、機関投資家に対して行う会社説明会用で使用するロードショーマテリアルの作成を中心に展開している。そのため顧客や社内スタッフとは常にテキストや数字のやり取りが発生し、なるべくメール以外のツールを使うようにしているという。
その理由を同社代表の永尾浩平氏は次のように語る。「私たちの仕事の場合、メールは使い勝手の悪いツールになります。なぜなら締切直前の資料の変更も多く、すばやいレスポンスが求められるからです。そのためお客様が日頃使うチャットアプリに私たちも加わるようにし、結果的に多くのコミュニケーションツールを使っています。また同時に秘匿性の高い情報を取扱うために、情報漏洩を防ぐためのセキュアな環境が必要となります」
複数のコミュニケーションツールを使うことで「この案件はあの社員にしか分からない」という属人化のリスクも生まれてくる。フェアマネーは2019年に設立されたまだ若い企業だが業績が順調に伸びており、スピーディーなコミュニケーションを重視し、それが企業の信用に繋がってきた。だからこそ「コミュニケーションを一つのプラットフォームで一元管理できるツール」の必要性を強く感じていたという。
選定のポイント
コミュニケーションコストを軽減できる
日本発のコミュニケーション・プラットフォーム
コミュニケーション・プラットフォームを選ぶ上で、①スピーディーな情報共有、②すばやいコミュニケーション、③情報漏洩を防ぐセキュアな環境、これらに加えて④コミュニケーションコストも意識した、と永尾氏は振り返る。
「私たちの仕事は細かなニュアンスが大事で、そのためテキストに残すことが意味を持ちます。電話で終わらせるのは簡単ですが、目の前の簡単さを優先すると結果的に仕事を増やすことになりかねません。情報を理解する過程で発生するコスト、つまりコミュニケーションコストを軽減できるという点で注目したのがCirclace®でした」
同社はテレワークを実施しており、100%フルリモート下で深いコミュニケーションを取れることも選定ポイントの一つだった。またCirclace®は日本企業による日本発のツールであるため、サポートへの安心感も大きかったという。
「もう一つ注目していたポイントがあります。それはサークレイスという会社が単なるシステム提案にとどまらず、コンサルを重視して企業課題の解決に取り組んでいること。当社と理念・姿勢の面でも重なる部分があるように感じ、Circlace®の導入に至りました」
導入効果
少数精鋭のスタートアップ企業にとって
貴重な時間の確保という導入メリットも
コミュニケーションの迅速化・効率化については、Circlace®の便利な機能が役立っている。その一つが多彩なコメント機能だ。同社の業務上、コメントには資料が必ず付いており、添付ファイルのサイズも大きくなりがちだが、Circlace®なら500MBまでであれば大容量ファイルのやり取りも可能だ。また一般的なメールによくある誤送信の不安もCirclace®なら心配ない。「当社の仕事とCirclace®の仕様がうまくマッチングしている」と永尾氏も評価している。
プロジェクト管理も有効に活用中だ。同社の場合は顧客ごとにプロジェクトをたて、採用資料、情報提供など業務をタスクとして登録。以前なら各社員がローカルのPCで自分にしか見えていなかった仕事を社員間で可視化でき、さまざまなコミュニケーションツールに散在していた情報も社員間で確実に共有できている。あの人にしか分からないという属人化のリスクは解消した。
「コミュニケーションの効率化」にとどまらず「情報漏洩防止」「タスクの見える化」「業務の標準化」にも成功した同社だが、「無駄な時間を減らせた」という予期せぬ導入メリットもある。これは少数精鋭で運営しているスタートアップ企業には大きな意味を持つ内容だ。
「現在は仕事の多くをCirclace®で管理しています。Circlace®上に記録すべきことがないかどうかが仕事の進捗やクローズの一つの判断基準にできます。極端に言えばタスクになければ取り組む必要のない仕事だという判断がつき、本来、時間をかけるべき業務に移るきっかけにできます」
他にも永尾氏としてはUIのシンプルさも無駄なく洗練された雰囲気で気に入っているという。シンプルな分、直感的な操作がしやすい。そのため社員たちはあっという間にCirclace®を扱えるようになったという。
導入効果について、永尾氏は自社のビジネスとからめて次のように要点を述べる。
「IR資料はただ情報を並べて作るだけのものではありません。機関投資家に理解してもらうための資料であり、機関投資家は成長する会社を見つけるプロ。そんなプロに目をつけてもらうためには、ただの資料ではなく、コミュニケーションツールを作る意識が必要です」
永尾氏の指す“コミュニケーションツール”とは、投資家の欲しい情報を「適したストーリー」として伝えられる相互型のチャネルであり、同時に顧客企業にとっては成長戦略の道標になるものだ。それを形にするには、同社のコンサルタント業務を支援できる機能が充実し、使いやすさも実感できるコミュニケーション・プラットフォームがあると便利だ。プラットフォーム上で顧客とのコミュニケーションの質を高めることで、同社の作るコミュニケーションツールの質もさらに向上させることが期待できる。「それが当社フェアマネーにおいては、コンサルを熟知する企業が作ったCirclace®だったと言えるのでしょう」
今後の展望
プロジェクト管理機能を
新規事業創出にも応用
フェアマネーらしい画期的な活用方法も生み出している。それは新しい事業戦略につながる内容だ。同社ではCirclace®のプロジェクト管理機能を活用して、新しい事業のアイデアを探すためのタスク管理も行っている。Circlace®にアイデアを残していくことで、経営者である永尾氏の言葉が社員を振り回すことを防ぎ、新事業の方向性をブレずに固めていくことを支援できる。統合型デジタルコミュニケーション・プラットフォームを、勢いのある若い会社の社員が同じ方向を向いて仕事をするためのツールとしても巧みに活用している。
今後は問合せ管理機能やダッシュボード機能などを使いこなしていくことを次の課題に挙げているが、最終的には顧客にもCirclace®の一部機能を使ってもらい、今以上にコミュニケーションを深めていくことも目指している。
フェアマネー株式会社は成長中の企業で、社員数も案件数も今後さらに増やしていく予定だ。企業規模の拡大に伴って生じやすいコミュニケーション不足というリスクも、Circlace®によって防ぐことのできる未来が見えていると語る。
「今の自分たちに足りない部分が、Circlace®で補えたのは事実です。今後もさらに使いこなすことでお客様の満足度向上につなげたいです」
今後もコンサルを通してお客様に寄り添う姿勢は、急成長に関わらずフェアマネーの変わらないスタイルにしたいと語る永尾氏。同社がその姿勢を守っていくためにもCirclace®にできることは大きいだろう。