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離職率の高さを改善するには?離職を防止するための対策を解説

 2022.08.29 Circlace

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入社後すぐに早期退職してしまったり、長くても2~3年でやめてしまったり、従業員がなかなか定着せずお困りの方も多いのではないでしょうか。
従業員がなかなか定着せず、離職率が高い場合は、社内の環境に大きな課題があるのかもしれません。そこで今回は、離職を防止するための対策について解説します。

離職防止対策が重要な理由

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新たな人材の確保と教育には、時間とコストがかかります。既存従業員は、日々のタスクだけではなく教育にまで工数を割かなければいけなくなり、負担が増えます。
また、労働人口の減少による人手不足により、人材確保の難度が上がってきています。人的リソースの不足により、採用活動してもなかなか人が集まらない、定着しないといった問題も考えられるでしょう。
従業員の負担が増加してしまうことで、さらなる離職につながることもあります。離職率が高くなれば、企業イメージも低下し、採用活動に悪影響を及ぼす可能性があるでしょう。

離職率の高い企業・職場の特徴

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離職率の高い企業・職場には特徴があります。

長時間労働・休日出勤が常態化している

労働時間が長いことや、休日出勤が常態化していることが離職率の高い原因として挙げられます。時間外労働や休日出勤が常態化していたりすると、十分に休息することができません。長時間労働は、従業員の大きな負担になることから、離職につながりやすいとされています。

業務への評価や給与額が適切でない

業務に多くの時間を費やしているものの、適切に評価されず給与額も見合っていないとモチベーションが維持できません。その結果、離職につながってしまいます。

職場の人間関係に問題が生じている

ハラスメント行為が横行している、職場全体の雰囲気が悪く質問がしにくいなど、人間関係に問題が生じていると離職率の高さにつながります。
ハラスメントの防止は、企業の義務です。ハラスメント行為が見られる場合は、すぐに対策を講じなければなりません。また、質問がしにくい雰囲気があると、分からないことがあっても聞くことを躊躇してしまう従業員もいるでしょう。

これらのような人間関係に問題がある労働環境は、従業員のモチベーション低下や心理的負担によるパフォーマンス低下などのリスクがあります。そのため、入社直後の早期離職も懸念され、採用したのに育たないままやめていくという悪循環が起こりやすいです。

時代の変化に適応していない

近年、働き方が多様化し、在宅勤務やフレックス制度など、自由に働き方を選択できる企業が増えてきています。特に、最近は新型コロナウイルス感染症の拡大が影響して、感染症対策としてテレワークの導入が促進しました。このような背景から企業には、時代や情勢への柔軟な適応が求められています。

働き方を自由に選択できるようにするには、業務のデジタル化やリモート化が必要です。業務のデジタル化やリモート化が進んでおらず、働き方を選択できない状況では従業員が定着しにくくなるでしょう。

離職率を改善する方法① 現状把握

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アンケートや面談などを実施し、従業員の意見を聞き取り、状況を把握しましょう。会社・部署内のどこに課題があるのかを確認することができます。
ただし、心理的安全性が確保されていない場合、表面的な意見しか上がらないこともあります。表面的な意見だけになってしまうと、改善しても、根本的な課題解決には至りません。従業員の本音を把握するためにも、匿名でアンケートを実施するなどの工夫が必要です。

離職率を改善する方法② 制度改革

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労働時間の短縮

労働時間を短縮できるように見直しましょう。労働管理が適切にできていない場合、まずは勤怠管理システムの導入が必要です。
次にバックオフィスの業務効率化を図ったり、人員配置を見直したりといった対策を行い、一人ひとりの時間外労働を減らすようにします。

評価制度の見直し

客観的で、評価の基準が明確になっている評価制度は、離職の防止につながります。
複数の関係者が1人の従業員を評価する「360度評価」は従業員の納得度が高くなる傾向にありますが、人間関係の悪化や評価のバラつきなどが発生する恐れもあります。

「コンピテンシー評価」も納得度が高い傾向にありますが、目標の具体性や評価基準の設定をしっかり行う必要があるため、業務過多状態の職場にはやや不向きといわれています。
評価制度にはさまざまな方法があり特徴も異なるため、自社に適した制度を選び、導入する必要があります。

離職率を改善する方法③ 環境整備

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コミュニケーションの活性化

従業員の悩みを早期発見できるようにするには、コミュニケーションを活性化させることが大切です。
定期的なミーティングや社内イベントを実施してコミュニケーションを密にとったり、ビジネスチャットや社内SNSといったツールを活用したりしても良いでしょう。加えて、表彰やサンクスカード制度などを導入して、従業員を褒めたり感謝したりする機会を設けるのも有効です。

ワークスタイルの多様化

従業員が働き方を選択できるよう、テレワークや時短勤務、フレックスタイムなどの制度を取り入れましょう。これらの制度を導入する場合、デジタル化やリモート化が欠かせません。具体的にはオンライン会議ツール、契約書を電子化するためのツールなどを導入する必要があります。
オンライン会議の実施やペーパーレス化を促進させることで、出社を減らすことができるため、資料や契約書などできるところからデジタル化させるのがおすすめです。また、時短勤務やフレックスタイム、テレワークといった制度を導入する際、勤怠管理が難しくなるため、勤怠管理制度の整備も必要です。

教育・フォロー体制の整備

入社直後の早期離職を防ぐためには、教育やフォロー体制の整備が必要です。

フォロー面談の実施やフォロー制度の導入

従業員が抱える悩みや不安を把握するには、定期的な面談を行う必要があります。1on1ミーティングの実施、メンター制度やブラザー・シスター制度などの導入を検討しましょう。従業員の悩みを把握し、解決に向けて対応できるフォロー体制が整っていると、従業員のストレス緩和や不安解消につながるため、離職率の改善が期待できます。

教育を効率化するツールの活用

教育には人員や時間、コストが必要です。そこで、ナレッジマネジメントツールの活用をおすすめします。
ナレッジマネジメントツールは、業務に関するノウハウを共有できるツールです。ナレッジマネジメントツール上で業務に関するよくある質問や説明などを入れておくと、検索するだけで情報を確認することができます。

入社したばかりの従業員でも分からないことがあれば、ナレッジマネジメントツールに頼ることができます。そのため、教育を効率化することが可能です。従業員の余裕を作るためにも教育の効率化は必要です。
ナレッジマネジメントツールについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
ナレッジマネジメントツールとは?ナレッジ共有に本当に役立つツールの選び方

従業員教育を効率化して離職を防ぐには「Circlace®」

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従業員の離職を防ぐには、時代の変化に合わせて企業が変革し続けていくことが重要です。特に従業員一人ひとりの余裕を作るには、教育の効率化が欠かせません。 

Circlace(サークレイス)」は、ナレッジマネジメント(教育の効率化)や、テレワーク実現、コミュニケーション活性化などに役立つプラットフォームツールです。また、従業員の業務状況を詳しく可視化できるため、教育リソースの適切な配置や従業員個々のフォロー体制を強化することもできます。

Circlaceの導入により従業員のフォロー体制の強化につながった事例

 従業員の離職率に関する課題を認識されている担当者様は、業務の効率化・働き方の多様化などから離職率の改善をアプローチできるCirclaceの導入をご検討ください。

< 統合型デジタルコミュニケーション・プラットフォーム「Circlace®︎」>

参考:
 
JMA Management Center Inc.|コラム「社員の離職を防止するには?原因や取り組むべき対策を徹底解説」
https://www.jmam.co.jp/hrm/column/0057-rishokubousi.html 2022年5月23日

Chatwork株式会社|ビジネスチャットならChatwork「離職率が高い会社・離職率が高い職場の特徴と改善方法」
https://go.chatwork.com/ja/column/work_evolution/work-evolution-168.html 2021年11月6日

SO Technologies株式会社|LISKUL「離職に歯止めをかける6つの防止策と離職率を下げた3つの成功事例」
https://liskul.com/turnover-97052 2021年11月6日

PERSOL CAREER CO., LTD. |d’s JOURNAL 「人事評価制度の種類と特徴を押さえて、自社に適した制度の導入へ【図で理解】」
https://www.dodadsj.com/content/190111_evaluation/ 2019年1月11日

TOMAコンサルタンツグループ | 人材ハック~人を大切にするブログ「離職率が高い職場(会社)によくある原因とは?職場改善で離職率を下げよう」
https://toma.co.jp/blog/sakura/ 2022年5月13日